片頭痛は月に1～2回、多い方では週に1～2回といったペースで現れ、頭の片側または両側のこめかみから目の辺りにズキズキと脈打つような痛みが生じます。
痛み以外にも音や光に過敏になったり、吐き気や嘔吐を伴ったりすることもあります。
男女比では約1：4と女性の方に多い症状です。

緊張型頭痛は日々絶えずに続き、後頭部から広頚筋を中心に頭全体に締めつけられるように痛みが生じます。
痛み以外にも倦怠感や眼精疲労、首こりや肩こりを伴うこともあります。
性別問わず中高年の方に多い症状です。

群発頭痛は年に1～2回、決まった時期や時間帯で発作的に片側の目の奥に激しい痛みが生じます。
一度起こると1～2カ月程度は日々絶えずに続きます。
男女比は約7：1と男性の方に多い症状です。

片頭痛や緊張型頭痛などで悩む方が頭痛を和らげようと鎮痛薬を服用し続けることで、さらに頭痛が悪化することがあります。
頭痛の上にさらなる頭痛が重なり、症状が複雑化する場合もあります。